- クレジットカード払いにするとどれくらいお得になるの?
- クレジットカード払いにするデメリットはないの?
- 何をクレジットカード払いにしたら良いの?
「あ、電気代の支払期限が今週中だった!急いで払いに行かなきゃ!」
「毎月かかる費用だから少しでもお得にする方法ないのかな?」
そう思った人は公共料金の支払い方法をクレジットカード払いにしましょう。
公共料金をクレジットカードで支払うことのメリットはお得になるだけでなく、住宅ローンやキャッシングする時の信用アップにもつながることを知ってますか?
そんな公共料金をクレジットカード払いすることのメリット・デメリットに加えて、何をクレジットカード払いできるか解説していきます。
公共料金をクレジットカードで払うメリット
まず固定費をクレジットカードで払うメリットについて紹介します。
- クレジットカードのポイントが貯められる
- 払い忘れがない
- 利用金額をカード明細で確認できる
- 公共料金の支払日をまとめられる
- クレジットカードのランクが上がる
クレジットカードのポイントが貯められる
公共料金をクレジットカード払いにすると、クレジットカードでのポイント還元率分のポイントを獲得できます。
ポイント獲得できるというのは実質の割引と同じです。支払い用紙を持ってコンビニで支払っても何もポイントが付きません。クレジットカードのポイント還元率が1%だとすると、10,000円で100ポイントもらえるのは積み重なると大きな節約になります!
払い忘れがない
クレジットカード払いの場合は自動で引き落としのため、支払い期限を過ぎることがありません。
ガス料金や携帯電話料金など支払い用紙だと期限を忘れてしまい、滞納してしまったという経験はありませんか?
実は滞納すると色々なことで損することをご存知ですか?
滞納すると「個人信用情報」に履歴が残り、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りにくくなります。
携帯電話料金に関しても端末代金を24回払いするケースがありますが、これも「ローン」と同じです。分割して返済してるので払い切るまで所有者は携帯会社になります。
そのため借りてるお金を返済できないと信用の低下に繋がりカードの審査や融資額が減る、または融資されないケースが出てきます。
逆にクレジットカードをある程度利用していて、延滞などが一切ない場合は個人信用を上げることができます。そのため公共料金の支払いはできるだけ滞納しないようにクレジットカード払いにすることをおすすめします。
それぞれの固定費について説明していきますが、ポイント還元率の基準はPayPayカードの1%として説明していきます。
PayPayカードは年会費が永年無料でありながら、クレジットカードでは高いポイント還元率1%で人気があります。
クレジットカードを変えてポイントを貯めやすくすることも節約の基本です。
利用金額をカード明細で確認できる
支払い方法をクレジットカードにするとカードの利用明細に公共料金の支払額を確認できるようになります。
支払い用紙の場合、領収書や納入書を保管するか問い合わせしないと確認ができません。家計簿をつける時は万が一つけ忘れてもすぐに探せる状態のほうが望ましいのでクレジットカードがおすすめです。
あとは領収書などを保管しておく必要がないので断捨離にもなりますね!
公共料金の支払日をまとめられる
支払い方法を1つのクレジットカードに統一すれば、クレジットカードの支払日に全てをまとめることができます。
公共料金は支払先によって支払日がバラバラです。給料日よりも前の支払いもあれば後の支払いもあります。
支払日を1つにまとめられると、支払日ごとに預金額を気にする必要がなく銀行へ入金するタイミングも1回で済みます。手続きする時間も節約できるし銀行ATM手数料も節約することができます。
クレジットカードのランクが上がる
公共料金の支払いであってもクレジットカードの利用額が増えるため、結果的にクレジットカードのランクが上がる場合があります。
例えば楽天カードだと利用額に応じて会員ランクが上がり、上位ランクになると優待特典が変わります。
楽天カードの場合、ETCカードの年会費無料や生命保険が無料でつけられたりもします。
公共料金の支払いにおすすめなクレジットカード
公共料金の支払いにはポイント還元率の高さや年会費無料といった選ぶ際の見るべきポイントがあります。
- 年会費
- ポイント還元率
- 利用可能枠
- 国際ブランド
- 付帯サービス
年会費無料でポイント還元率が高ければよりお得になりますよね。これらの項目からおすすめのクレジットカードを下記記事で紹介しています。
公共料金をクレジットカードで払うデメリット
公共料金をクレジットカード払いにすることのデメリットは何かあるのでしょうか?
- 口座振替割が適用されない
- 利用限度額が減ってしまう
- 切り替手続きの手間がかかる
口座振替割が適用されない
電気やガスは銀行口座からの引き落としにすると「口座振替割」で毎月55円(税込)の割引が適用されます。
クレジットカード払いにするとこの割引が適用されません。口座振替割を適用した方がお得になる人は、電気代・ガス代がそれぞれ月5,500円未満の人です。
PayPayカードなどポイント還元率1.0%でクレジットカード払いにすると、5,500円の場合は55ポイントが獲得できるので、口座振替割と同等です。
そのため月々5,500円以上の電気代の人たちは基本的にはクレジットカード払いの方がお得になります。人数別の電気代の平均額を見ると2人以上で同居してる場合は、クレジットカード払いの方がお得になりそうですね。
利用限度額が減ってしまう
公共料金をクレジットカード払いにすると、ショッピングなどでのクレジットカード利用できる上限額が減ります。
月々20万円の上限額だとしたら、いつもなら20万円まではショッピングなどで使えますが、公共料金をカード払いにするとその分だけ使える額が減ってしまいます。
毎月、クレジットカードを上限額近くまで払ってる人は注意です。ただしカードの限度額が下がったと思えば日頃の生活の仕方を見直す良い機会になるかもしれませんね。
切り替手続きの手間がかかる
手続きは1度だけですが支払い方法が変わると各所への切り替え作業が発生します。
サービスによってはインターネット上で手続きできますが、基本的には書類で申請したり市役所で申請するものもまだまだ多くあります。
クレジットカード払いに切り替えるべき公共料金
メリット・デメリットを理解した上で、クレジットカード払いに切り替えるべき公共料金を節約効果と合わせて紹介していきます。
電気料金
4人家族の平均的な電気代は約10,867円で、クレジットカード払いにすると毎月100ポイントが獲得できます。
前述の通り電気料金は 「口座振替割引」というものがあって、銀行口座から引き落とし設定をすると55円/月の割引を受けられます。
ただし「口座振替割引」は大手電力会社のみが対象となります。口座振替割引の対象となる電力会社は下記の通りです。
- 東京電力
- 関西電力
- 中部電力
- 中国電力
- 四国電力
- 北陸電力
- 九州電力
楽天でんきやLOOP電気など「新電力会社」の場合はほとんどクレジットカード一択になります。
電気代の節約という点では支払い方法だけでなく、そもそも電力会社を見直すとより大きな節約になるので合わせて見直ししてみてください。
ガス料金
4人家族のガス代の平均額は約5,000円なので毎月50ポイント獲得できます。
こちらも電気と同様に大手ガス会社の場合は口座振替割引があり、55円/月の割引が適用されます。
電気の割引額とほぼ同額になるので、一つの目安はガス代が5,500円以上かどうかで判断してください。
ただし、都市ガスではなく地方のプロパンガスの場合はクレジットカード払いに対応していない所が多いのでご注意ください。
水道代
4人家族のガス代の平均額は約6,300円なので毎月63ポイント獲得できます。
水道も電気やガスと同様に一部の水道会社の場合は口座振替割引があり、50円/月の割引が適用されます。
クレジットカードにするかどうかの目安は、月々の支払額が5,000円以上かどうかです。
水道代のクレジットカード払いの対応可否は、都道府県単位ではなく市区町村単位で異なるので自身の地域を調べてみてください。
東京都や横浜市、大阪市、名古屋市など主要都市は対応している所が多いです。
水道会社はガスや電気と異なり変更できませんが、使い方を見直すと節約することが出来ます。
携帯電話料金
月々の支払いが10,000円の場合は100ポイントを貯めることができます。
携帯電話会社のほとんどはクレジットカードに対応しています。大手携帯キャリア以外の格安SIM提供会社は逆にクレジットカードのみ対応しているところも多いです。
家族分も一つのクレジットカードにまとめて支払うこともできるので、全員分を合わせると結構なポイントになるので活用は必須です!!
携帯電話代は固定費の中でも高いため、使うキャリアを変えたりプランの見直しをすると節約できます。我が家ではワイモバイルを使っているので毎月3,000円ほどで収まっています。支払い方法を見直す際にそもそも携帯キャリアも見直すと手続きが一度で済むためおすすめです。
インターネット・プロバイダ料金
戸建ての場合はプロバイダ料金とインターネット料金を合わせると月々約6,000円なので、月々60ポイントを貯めることができます。
自宅の通信回線のフレッツ光やコラボ光に加えて、プロバイダと呼ばれる接続事業会社の費用も合わせてクレジットカード払いが可能です。
NHK受信料
NHK受信料もクレジットカード払いが可能です。
NHK受信料は基本的に2ヶ月に1回の支払いですが、6ヶ月または12ヶ月まとめて支払うとお得になります!
まとめて支払いは口座振替かクレジットカードを選択できるので、支払いに余裕がある方はまとめてクレジットカード払いにすると年間で約1,855円も安くなります!年間払いだと支払金額は24,185円です。
その他にも有料放送(WOWOW、CS、スカパー)も合わせてクレジットカードで支払いが可能なので一緒にやってしまいしょう!
国民年金保険料
これは意外と知らない人が多いのが国民年金保険料。自営業の人や退職された人が主に加入する国民年金についてもクレジットカード払いが可能です。
国民年金保険は1人16,540円になるので、月々165ポイントを貯めることができます。
私も自営業のためどうにか節約できないかと思い市役所に確認したらクレジットカード払いが可能とのことで、すぐに切り替えの手続きをしました。
家族分も合わせてご自身のクレジットカードに設定できるので、4人家族の場合は165円×4人=月々620円も節約になります。
国民年金保険料のクレジットカード払いへの変更方法
手続きは年金事務所になるのでご注意ください。市・区役所と勘違いされることがよくあります。
また、変更手続きの申請から約2ヶ月後に適用開始となるので、いつからクレジットカード払いになるのか年金事務所の担当者に申請と合わせて確認ください。
私も市役所と年金事務所をアチコチ行って混乱しました…笑
保険料(生命保険、損害保険)
月々の保険料は人によって異なりますが、我が家では約30,000円ほどだったので月々300ポイントずつ貯められました。
保険料は大手保険会社に加えて県民共済や国民共済もクレジットカードに対応している所が増えています。子供の学資保険を契約してる場合は、約16〜20年も払い続けるので貯められるポイントの大きさはかなり大きくなります。
ご家族の分も被保険者は各自にして契約者を1人にまとめると1つのクレジットカードにまとめられます。長期契約の固定費こそできるだけクレジットカード払いにすることをおすすめします。
保険についても支払い方法だけではなく契約内容も合わせて見直してみましょう。同じ保障内容でも新しい商品だと基本料が下がるケースもあります。
新聞代
朝刊だけの場合は約3,300円なので月々33ポイントが貯められます。
新聞を購読している人は、朝日新聞や読売新聞、日本経済新聞などほとんどの新聞会社でクレジットカード払いが可能です。
毎回、集金で支払う面倒もない上にポイントも貯まるのでこれもクレジットカード払いは必須です。
日頃から集金の人と仲良くてたまの会話を楽しみたい人は除きます(笑
クレジットカード払いにした年間節約額は?
今まで紹介してきた9つの節約方法ですが、年間にするとどれくらいお得なのでしょうか。月々の料金が下記の前提条件で計算してみました。
項目 | 年間節約額 |
---|---|
電気代 | 1,200ポイント |
ガス代 | 600ポイント |
水道代 | 756ポイント |
携帯電話代 | 1,200ポイント |
インターネット代 | 720ポイント |
NHK受信料 | 2,255ポイント |
国民年金保険料 | 1,980ポイント |
保険料(生命保険、損害保険) | 3,600ポイント |
新聞代 | 396ポイント |
合計 | 12,707ポイント |
最終的な年間節約額は12,707円分になりました!!
これは支払い方法をクレジットカードに変えただけでの節約効果です。すごいですよね!
さらに携帯電話代や国民年金保険料など支払う対象者が増えると、さらに節約できます。改めてご自身の家計簿の見直しも兼ねて支払方法の変更も検討してみてください!
公共料金をクレジットカード払いに変更する方法
公共料金のクレジットカード払いへの変更は最近ではインターネットからできるサービスが増えました。
NHK受信料や新聞代もインターネットからできるようになっています。インターネットから変更する際は下記が必要になる場合が多いです。
- クレジットカード情報
- アカウント登録
インターネットから変更する時は変更手続きをするためのインターネットサービスのアカウント作成が必要になる場合があります。各手続きに必要なものは下記の記事よりご確認ください。
まとめ
我が家では国民年金を家族分払っていたり、保険料の契約を私にして全員分クレジットカード払いにするなどして少しでもポイントが貯まるようにしています。
切り替える作業は最初は面倒ですが、固定費は長期的に費用がかかり続けるものなので早めの見直しがおすすめです!