食費の平均額はいくら?今すぐできる食費の節約術8選とコツ

食費の平均額はいくら?今すぐできる食費の節約術8選

最近では物価上昇や自宅で過ごす時間が増えたことで食費が増えた家庭も多いのではないでしょうか。そんな食費も意識することで毎日節約することができます。

今回は家族人数ごとの食費平均額を理解した上で、具体的な節約術を解説していきましょう。

この記事で解決できる悩み
  • 食費の平均額はいくら?
  • 節約できない人の特徴は?
  • 具体的な食費の節約方法は?

1ヶ月の食費平均は一人暮らしは3.8万円、4人暮らしは8.7万円

食費の平均額は人数や住んでる地域などによって異なりますがまずは人数ごとの平均額を見てみましょう。

人数1ヶ月の食費
単身家族(1人暮らし)38,410円
2人家族66,327円
3人家族77,578円
4人家族87,017円
参照:家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)

この費用は外食費や自炊費も含んだ金額ですが、金額を見て「うちの方が高い!」と思った方は見直しできる所がありそうですね。

しんち
しんち

個人的にはかなり高い印象です。。我が家は4人家族で毎月4〜6万円に収めてます!

食費は収入の15%以内が理想

食費は一般的には収入の15%以内が理想とされています。それでは先ほどの食費の平均額に対して15%を割り戻して、食費に対して必要な収入額を見てみましょう。

必要な収入の計算方法

食費 ÷ 0.15(15%)= 必要な収入

人数必要な収入
単身家族(1人暮らし)256,066円
2人家族442,180円
3人家族517,186円
4人家族580,113円
食費15%の時の平均収入額

食費を収入の15%が理想とした時、1人暮らしの場合は約25万円、4人暮らしは約58万円の世帯収入があることになります。

しんち
しんち

3人家族以上の場合、共働きでないと収入のハードルは高そうですね。。

例えば30代の4人家族と仮定して2021年の平均年収ランキングを見ると30代会社員の平均年収は437万円です。月々にすると約36万円です。

そうなると必要な収入に対して約22万円ほど足りなく計算になります。(58万円 – 36万円)

逆に月々の収入が36万円と仮定すると理想的な食費は54,000円になります。まずはご自身の収入から理想的な食費を算出してみましょう。

食費が節約できず使いすぎる人の特徴

「チラシはチェックしてる」「割引商品を優先的に選ぶようにしてる」など自分なりに食費の節約に取り組んでいるものの、なかなか節約できず使いすぎる人には特徴があります。

加工食品やコンビニなど便利なものを利用している

食費が節約できない大きな要因は加工食品の購入頻度が高いということです。加工食品は調理する手間が少ない代わりに1食あたりの費用は高くなりがちです。

加工食品の例としては缶詰、レトルト食品、冷凍食品、味付き肉、インスタント食品、練り物などです。料理が苦手だったり料理をする時間がなく加工食品に頼りがちな人は結果的に食費が上がる傾向にあります。

また購入する場所としてコンビニエンスストアや自動販売機を利用する人など、スーパーマーケットやディスカウントストアよりも高い金額のお店での購入頻度が高いです。

お酒やお菓子など嗜好品の比率が高い

食費の中でお菓子や菓子パン、ジュースやお酒など嗜好品にお金を使っている傾向が強いです。お子さんがいるご家庭だとお菓子代も結構かかりますよね。

私もお酒が好きでほぼ毎晩飲んでましたが、その時のお酒代は1ヶ月1万円ほどでした。先ほどの4人家族の食費で考えると約11%を占めています。またお酒の場合おつまみやお菓子代が追加でかかるのも食費を上げる要因になっています。

食費の節約術

普段のお買い物方法を少し工夫するだけで食費節約になることもあります。具体的な実践方法を紹介します。

目標額を決める

まずは達成したい食費の具体的な目標額を決めます。目標を決めることで明確に節約できているかがわかるようになります。目標を決める時のポイントは下記の通りです。

  • 現実的な目標を設定すること
  • 最初は少し達成しやすい目標にすること

前述の通り家族人数に応じた食費の平均額を紹介しましたがあくまでも「平均額」です。生活スタイルによってはもっと低い人もいれば高い人もいます。

平均額を目標にはせず理想的な食費である「収入に対して15%程度」をまず目標に置くと良いと思います。既に達成できている人は収入に対して10%まで下げるなど割合を下げていきましょう。

これから食費の節約を始める人はまず最初は少し余裕を持った目標にしましょう。

最初から背伸びした目標だと挫折して継続しなかったり過度な節約によりストレスが溜まってしまうからです。節約は長期的に実践していくものなので最初は緩めの設定にしましょう。

家計簿をつけて現状把握

食費を節約するにはまず何にどれくらい使っているのかを把握することが大切です。そのために家計簿をつけていきましょう。

家計簿の付け方は人それぞれでノートや紙に書いたり、家計簿アプリを使ったりwebサービスを使ったりなど様々です。

しんち
しんち

我が家はGoogle SpreadSheetsで夫婦が入力できるようにしています

どのように家計簿をつけるかは「自分がやりやすい方法」を選んでください。家計簿をつけるのが面倒だという人も多くいるのでできるだけ自分にとって負荷を感じない方法を選ぶことが継続のポイントです。

家計簿の付け方

家計簿アプリの場合は便利な機能が複数あります。

レシートの写真を取ると支出額を自動で読み込んでくれたり、銀行を連携すると残高や引き落とし情報を家計簿に登録できたり。項目名を自分でカスタマイズしたりできるので登録するのが少し楽しく感じたりします。

アプリを利用したい人は様々あるので家計簿アプリおすすめランキングをご覧ください。

我が家がGoogle SpreadSheetsで家計簿をつける理由

我が家が家計簿をGoogle Spread Sheetsで付ける理由は共同で入力できるからです。夫婦で家計簿を意識している、どちらかしか見れない銀行口座があるため共同入力にしています。

家計簿をつける時によくあること
  • 銀行アプリのセキュリティが強くお互いがログインできない
  • 夫婦で同じ預金銀行を使っていてアプリでログインできるのが1口座しか見れない
  • 相手に残高を聞いたり支出の金額を聞いたりするのがいちいち面倒

上記のようなケースがある時に1人で管理するのは限界があるし2人でやったほうが負荷分散、当事者意識が芽生えるので実践してます。

ただしGoogle Spread Sheetsを使う時はベースとなるフォーマットと簡単な関数などを使う必要があるので要注意。

買い物リストのものだけ買う

冷蔵庫をざっと見て何となく把握した気になってませんか?お買い物に行く時に何を買うかあらかじめ決めた買い物リストは作っておきましょう。

お買い物に行った時に特売品や新商品があったり美味しそうな物があるとつい買ってしまいそうになりますよね。例え特売品であっても買う予定のない物を買ってしまうと無駄遣いになる可能性が上がり、更には食費も高くなっていきます。

その時にはお買い物リストにあるものだけを買うことを意識してみてください。

しんち
しんち

私は「あるに越したことはない」ではなく「必要あるものだけ」という考えに切り替えました!

まとめ買いする。こまめに買い物をしない

まとめ買いは食費節約の基本になります。

こまめにお買い物をすると前述のようにお買い物ごとにお買い物リスト以外のものを買うと想定外の支出が発生します。それが更に買い物回数が増えるとその分だけ増加する食費が増加しやすくなります。

ただしまとめ買いしすぎると賞味期限が切れて廃棄になることと、冷蔵庫・冷凍庫に入らなくなるので買う量を意識して買い物しましょう。

安いスーパーを利用する

食費の節約において「どこで買うか」は非常に重要です。そのため近くの安いスーパーを見つけて利用しましょう。

例えばお菓子やインスタント食品は品質も変わらないのに買う場所が違うだけで値段が2倍も違うということはよくあります。我が家も買い出しはいつもオーケーストアを利用しています。オーケーストはおすすめ商品もたくさんあるのと価格が本当に安いです!

安いスーパーランキング
  1. オーケーストア
  2. 玉出
  3. トライアル
  4. ドン・キホーテ
  5. ロピア
  6. 業務スーパー
  7. ラ・ムー
  8. まるさん
  9. サンデイ
  10. マルサン

他にも業務スーパーは冷凍食材が豊富なのと業務用のため大容量の割にコスパが良いことから近年注目を集めています。

スーパーマーケットごとに安さを売りにしてたり品質の高さを売りにしてたりとコンセプトが違うので、食費の節約をするなら安いスーパーを利用することは必須です!

外食を減らして自炊する

食事は外食を減らして自炊を増やすことで食費は大幅に節約できます。やはり食費が節約できない人のほとんどは外食比率が高い傾向にあります。

アンケート調査によると2020年の2人以上の外食比率は食費の約20%でした。4人家族の1ヶ月の食費が約87,000円なので20%となると約17,000円は外食費になります。高いですね…

夕食をコンビニでお弁当を食べるとすると1食500円以上かかりますが、自炊で焼肉弁当を作ろうとすると1食200円以内で済むので50%以下になります。

自炊することでもっと安い食材で簡単に調理できれば1食20円なども可能になり外食の5%以下にすることもできます。

ただし自炊のデメリットはやはり手間がかかることです。自炊はある程度の時間がなければできません。

最近、私は自炊する機会が増えましたがその理由は料理研究家のリュウジさんのYoutubeで簡単レシピを見たことです。時間がない人や自炊経験が少ない人でも美味しい料理が作れるのでおすすめです。

特にやる気がなくてもできる「虚無シリーズ」はズボラな人や面倒くさがり屋でもできるのでぜひご覧になってみてください。

冷凍保存する

まとめ買いをしたものの食材がすぐに腐ってしまう心配をしがちですが、その場合は冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍保存することで賞味期限を2週間〜1ヶ月ほど延ばすことができます。冷凍保存はお肉だけでなく野菜など実は多くの食材で利用できます。

冷凍保存する時のポイントは鮮度が高いうちに冷凍することです。

お肉など鮮度が気になる食材は買った後すぐに冷凍しましょう。消費期限のギリギリまで冷蔵庫保存でその後冷凍すると血が出やすくなったり既に鮮度が落ちてるため2週間保存できません。

さらに仕事などで料理の時間がなかなか取れない人はお肉を下味冷凍すると時短と節約に効果があるためおすすめです。

キャッシュレス決済を利用する

最近ではキャッシュレス決済の方がポイント獲得できるためお得なお店が増えました。

お店によってアプリを切り替えるのが嫌な人は主要QRコード決済である「PayPay」や「楽天ペイ」、交通系ICの「Suica」や「PASMO」など多くのお店で使えるサービスを登録しておきましょう。

キャッシュレス決済をする際にはクレジットカードを紐付けておくとクレジットカードの還元率もつくのでポイント二重取りができます。

稀にオーケーストアのように現金の方が割引率が高くてお得な店舗もあります。QRコード決済のキャンペーンをしてる時はそっちの方がお得になるケースもあるので、特典内容を見て判断しましょう。

まとめ

食費の節約において重要な部分を振り返ると下記の通りです。

食費の節約術8選
  • 目標額を決める
  • 家計簿をつけて現状把握
  • 買い物リストのものだけ買う
  • まとめ買いする。こまめに買い物をしない
  • 安いスーパーを利用する
  • 外食を減らして自炊する
  • 冷凍保存する
  • キャッシュレス決済を利用する

日常のお買い物時に意識したり少しだけ工夫するだけで食費は抑えることができます。ただし過度な節約は食事による栄養の偏りが出たり体調を崩しかねないのでやりすぎには注意です。

ストレスを貯めすぎないように自分に合った節約方法から実践してみてください。