皆さんは電気代は毎月どれくらいかかっていますか?
我が家は4人家族で夫婦2人、3歳と0歳の子供で春と秋は約3800円で、夏と冬は約7〜8,000円ほどです。
ですが電気代って節約したいと思ってもあまり効果がないと思って後回しにしていませんか?
実際に1ヶ月で見るとそこまで大幅に節約はできませんが、塵も積もれば何とやらですね。
今回は簡単にできる節約だけしたい人から徹底的に節約したい人のための節約術を紹介します。
- 電気代は基本料金 × 消費電力量 × 従量単価で決まる
- 電力会社の見直しが一番効果が高い
- 契約プランを見直す
- エアコンの性質を理解する
- 待機電力を減らす
電気代ってどうやって決まるの?
まずは毎月の電気代ってどうやって決まってるのかご存知ですか?
電気代は基本料金と消費電力量から成り立っています。
基本料金は電気の契約をしてる時点で発生します。基本料金は自宅のアンペア数と契約している電力会社によって料金が異なります。
10A | 280.8円 |
15A | 421.2円 |
20A | 561.6円 |
30A | 842.4円 |
40A | 1123.2円 |
50A | 1404.0円 |
60A | 1684.0円 |
引用元: 東京電力 従来電灯Bより
ここからわかる通りアンペア数が低い方が基本料金を抑えることができます。
基本料金は使っていなくても契約してるだけでかかる費用になるので見直しは必須ですね!
もう一つの消費電力は使った電気の量(kWh)に応じてかかる費用です。
こちらは電力会社のプランによって費用が変わります。
家族構成別の平均料金
家族の人数別での電気代の平均です。
世帯人数 | 電気代の平均 |
---|---|
2人 | 9,763円 |
3人 | 11,296円 |
4人 | 11,843円 |
5人 | 13,698円 |
6人以上 | 16,200円 |
引用元:総務省統計局の家計調査結果より
冒頭にも書きましたが、我が家は多い時でも7〜8,000円なので平均よりもかなり少ないことが分かります。
(エネファームがついているので節約効果が赤いのかも…)
効果抜群!アンペア数の変更
先ほどお伝えした通りアンペア数に応じて基本料金も変わります。
そこでアンペア数を変更して電気代を節約することもできます。
我が家は一昨年に住宅を購入しましたが初月は60アンペアになっており「戸建って高い!」と思った記憶があります。調べてすぐにアンペア数を下げてもらったらかなり安くなりました。
そこでアンペア数の変更は月々の料金の節約に繋がります。
ご自身の最適なアンペア数についてはこちらを参考にしてみてください。
アンペア数の変更完了までの流れ
アンペア数を決めたら契約している電力会社へ連絡します。インターネットまたは電話で連絡します。
電話またはメール等で工事を実施する日程を調整します。
工事自体は20分ほどで終わります。※状況によって多少前後します。
これで工事完了です。
アンペア変更は年1回しかできない
ここで気をつけていただきたいのがアンペア数の変更は年に1度しかできないという点です。
節約できると思い少ないアンペア数にすると、冬など寒い思いをするかもしれないですね。。
そのため一番電気を使う夏または冬で計算して変更をしてください。
電力会社を変える
電気代を節約するのに最も効果が高いのが電力会社を変えることです。
アンペア数の変更は年1度しか変えられないこととそれでも基本料がかかりますが、基本料0円の電力会社は実はたくさんあります。
現在、30Aで契約してる場合は基本料842円が0円になるだけで、最低でも年間約10,000円の節約になります。
そして電力会社を見直すべき人は「月々195kWh以上使ってる人」は乗り換えるとほぼ確実にお得になります!
ただ、日頃から電気をあまり使わない一人暮らしの人は損するケースがありますが、前述の通り195kWh以上使ってる人のほとんどは大手電力会社よりも安くなります。
電力会社ごとの違いはなに?
まず安心していただきたいのが電気の品質が変わったり工事費用が別途かかることはありません。 ※1
※1 現在電気の計測にスマートメーターが既に搭載されている場合
そのため今まで使っていた電線を使って同じ品質の電気が供給されます。
電力会社ごとに変わるのは「料金」「提供プラン」といった点です。
特に料金は会社ごとにプランが異なるため、自分の生活にあった物を選ぶと年間に約2万円ほど節約できる人もいます。
Looopでんき
Looopでんきは新電力会社の中でも安さで注目を集めています。
- 基本料金0円
- 従量単価がかなり安い
- 契約期間の縛りがない
- 解約金・違約金がかからない
- ガスとセットで更に割引
Looop電気は何と言っても基本料金0円が一番のポイントです!
東京電力と比べたときの料金差はこちらです。
アンペア数 | 東京電力 基本料金 | Looopでんき 基本料金 |
---|---|---|
10A | 280.8円 | 0円 |
15A | 421.2円 | |
20A | 561.6円 | |
30A | 842.4円 | |
40A | 1123.2円 | |
50A | 1404.0円 | |
60A | 1684.0円 |
基本料金は0円なので東京電力よりもお得になりますね。
続いて従量単価です。電気の使用量ごとで単価が異なります。
使用量 | 東京電力の従量単価 | Looopでんきの従量単価 | 東京電力との差 |
---|---|---|---|
最初の120kWhまで | 19.88円 | 26.4円 | -6.6円 |
120kWhをこえ300kWhまで | 26.4円 | 0円 | |
301kWh〜 | 30.5円 | +4.1円 |
電気の使用量で計算される従量単価はLooopでんきの方がやや高くなっています。
冒頭でお伝えしたように195kWh以下だと基本料金が0円だとしても、東京電力の従量単価が安いため損するケースがあります。
基本料金分を従量単価で相殺できるのが195kWh以上になっています!
電気を多く使うご家庭の場合は従量単価も東京電力よりも安くなるので、断然お得だということがわかりますね。
それ以外にも2年契約の縛りがないことと違約金がかからないため、月々の料金が上がってしまった場合には他社にすぐに乗り換えられます。
ENEOS電気
- 契約期間の縛りがない
- Tポイントが貯まる
- ENEOSでのガソリン、灯油がお得になる
ENEOSでんきはその名の通りENEOSが運営している電気になります。
そのため日頃から車やバイクを利用していて、ENEOSで給油する人は特におすすめです!
毎月の電気料金が100円割引になるのと、1円 / 1リットルで割引が適用されます。
電力会社選びの注意点
電力会社を選ぶ際の注意点は2つです。
- 電気代のシミュレーションをしっかりしないと余計に高くなることも
- エネファームを使っている場合は電力会社が限られる
事前にどれくらいの料金になるかを調べず、「ガス会社と同じにしよう!」と考えてしまうと結果的に料金が上がるケースがあります。
更にはエネファームやエコキュートをつけているご自宅の場合、電力会社によってはエネファーム用のプランがありません。ない場合は料金が大きく上回る、または使えなくなることもあるので事前に電力会社に確認をしましょう。
電気の契約プランを見直す
電気の契約プランを変更することで電気代を節約することができるケースもあります。
引越し時から何も変更してないご家庭の場合は、大手電力会社の「従量電灯A」に入ってることがほとんどです。
オール電化向けや夜に電気を使う人向けの「夜トク」などのプランもあります。
そのためご自身のライフスタイルに合わせてプランを変更しましょう。
支払い方法を変える
電力会社の料金支払の方法をクレジットカードに切り替えましょう。
電力会社によっては銀行引き落としの場合に割引が適用される電力会社もありますが、対象の電力会社はかなり少ないです。
クレジットカードに切り替える際は公共料金の還元率が高いクレジットカードを選びましょう。
おすすめなのは年会費無料でポイント還元率が一律1.0%のヤフーカードです。
楽天カードは公共料金のポイント還元率が0.2%なのでご注意ください。
エアコンの使い方を見直す
電気を多く使うのがエアコンですね。
エアコンが最も電気を使うのは「温度を上げ下げする時」なんです。
そのため付け始めの時は風量を強くして早く最適な温度にすることで電気代を抑えられます。
ここでポイントは夏の場合、付け始めに風量と温度を下げて付けていると温度を下げているため電気代が余分にかかるので、温度は下げずに風量を調整しましょう。
家電の使い方を見直す
次は家電の使い方を見直しましょう。ちょっとしたことでも節約に繋がっていきます。
冷蔵庫は温度を低く保つ
冷蔵庫も先ほどのエアコンと同じように空気を冷やすことに電力を使います。
そのため冷えた状態を保つための方法を紹介します。
料理は冷えてから冷蔵庫に仕舞う
我が家もこれは特に実践しております。ただし夏場で食品衛生上、心配な場合は仕舞うことをお勧めします。
夏の場合はすぐに熱も冷めないので影響ありませんが、冬は効果てきめんですね!
冷蔵庫の開閉は少なくする
ちょっとした開閉なら開けっ放しの方が電気代を節約できます。
コップにお茶を注いだりするくらいなら開けっ放しにして、入れ終わったら仕舞う方が開閉回数が少なく済みます。
もちろん開けっ放しの時間が長い場合は余計に電気代を消費するので冷蔵庫の開けっ放しアラートが鳴るまでなら開けっ放しの方が良いです。
製氷は使うときだけ
水は入ってなくても製氷モードになっていると無駄に電力を消費するので冬など氷が必要ない時は製氷を止めるようにしましょう。
炊飯器は使ったらすぐに消す
炊飯器でお米が炊けたらすぐに冷凍して保存しましょう。
炊飯器の保温にも電気を消費します。
朝ごはんにお米を食べるために夜に炊いて、朝まで保温していると10時間で約4円かかります。
また、保温にしておくとお米に黄ばみが出てきたりお米の味が落ちるので冷凍保存をしましょう。
炊き終わったら冷凍保存することでお米の美味しさを閉じ止めることができます。
さらに冷凍したお米をレンジで温める際にかかる費用は0.3円ほどです。保温し続けるよりも安く抑えることができますね!
待機電力を抑える
コンセントの挿しっぱなしなどの待機電力は、電気代の約5%を占めると言われています。
コンセントは繋がっている間、待機電力として消費していきます。
実際に待機電力の節約を実践している方の結果によると、月に約787円の節約に繋がったそうです!
年間で約8,400円の節約に繋がりますね。
我が家は出かける時には冷蔵庫とテレビ、エアコン以外のコンセントは全て抜きます。
全て抜くのは出かける時の点検に時間がかかって大変なんですけどね(笑
ただしこの習慣がつくと2つ良い点があります。
- 抜くのが面倒なため無駄にコンセントを刺さない、またはすぐ抜くようになります
- 埃が溜まってコンセントによる火事が起きづらくなり火災の予防になります
コンセントの抜き差しが面倒な人は電源タップを買って、ボタンでパチパチと切り替えると楽になります。
電球をLEDにする
電球をLEDライトにすることで電気代の節約に繋がります。
LEDライトはその寿命の長さから通常の白熱電球に比べると割高になっています。
ただし寿命の長さが桁違いに長いんです!比較表は下記の通りです。
白熱電球 | LED電球 |
---|---|
1,000~2,000時間程度 | 40,000時間 |
3か月~6か月 | 11年 |
寿命が長いため購入金額が割高であっても元が取れる上に、電球交換の手間も省けるのがメリットですね。
まとめ
このように電気代を節約しようと思うとできることはまだまだたくさんあります。
細かいことを面倒に感じるようだったらやはり電力会社を変更することやアンペア数を変えることは大きな節約に繋がりますので、ぜひ試してみてください。
電気だけでなく、水道光熱費全般を節約する方法も見たい方は下記をご覧ください。