食費の節約術の一つに自炊することが挙げられます。ただ毎日ご飯の献立を考えたり夜ご飯を作るのって意外と面倒ですよね… 仕事後にメニューを考えたり調理したりするとあっという間に時間が過ぎてしまったり、疲れて自炊するのも面倒に感じたりしますよね。
「仕事の日にもっと時間の余裕を持ちたい」「調理の手間を省きたい」人におすすめなのが下味冷凍です。下地冷凍とは休日に下味を付けて冷凍しておき、平日に解凍して夜ご飯の調理をラクにするテクニックです。
下味冷凍のメリットとデメリット、実践方法について紹介していきます。
- 下味冷凍のメリット・デメリットは?
- 下味冷凍に必要なものはある?
- 下味冷凍はどうやってやるの?
下味冷凍のメリット
下味冷凍することのメリットはたくさんあります。
料理が美味しくなるだけでなく時間の短縮やストレスも軽減させることができます!
- 毎日の献立は不要でストレス軽減
- 肉は柔らかくなり味が染み込む
- 長期間の保存ができる
- 下味冷凍で料理時間を大幅カット
- 使える時間が増える
- 食費の節約にもなる
毎日の献立は不要でストレス軽減!
毎日の献立を考えるのって意外と頭を使いますよね。さらに子供がいると苦手な物や好きな物、栄養バランスを考え出すと気持ちも億劫になりますね。
しかし事前にまとめて下味冷凍をしておけば、「今日はこれ」と取り出すだけなので毎日献立を考えなくて済みます!
特に仕事をしている主婦の場合は仕事終わりに「今晩のおかずは何にしよう」と考えなくて済むのは非常にストレスが少ないです!時間がなくいつもバタバタしている方やもっと時間に余裕を持ちたい方にはおすすめです!
肉は柔らかくなり味が染み込む
下味冷凍はただの冷凍と違い事前に下味を付けたまま冷凍をします。そのためジップロックの中で味が染み込んでいきます。さらにはソースやタレが仕込みんで肉自体も柔らかくなり美味しさもアップ!
我が家も子どもたちは「柔らかくて美味しい!」とモリモリ食べてくれます。
長期間の保存ができる
食材を下味冷凍すると2〜4週間保存することができます。例えば鶏肉などそのまま冷蔵保存すると1週間もすると腐ってしまいます。
食材を買ったものの賞味期限が来て廃棄するといった経験をしたことある人も多いと思います。下味冷凍なら頻繁に買い物に行かなくても食材を保存することができるので便利ですよね!
下味冷凍で調理時間を大幅カット!
下味冷凍の最大のメリットは調理時間の短縮です。先ほど書いたように下味のおかげで味が染み込んでいるので長時間煮込んだり焼いたりする必要がありません。
我が家では一食の調理時間は以前に比べて約1/2に減り、約15分ほどで作れるようになりました。
自由な時間が増える
食費の節約術として下味冷凍と合わせて実施したいのが食材のまとめ買いです。まとめ買いは1週間分や2週間分の食材をまとめて買うことで買い物頻度低下により節約になります。
まとめ買いした食材を下味冷凍することで長期保存できてお買い物に行く時間と調理時間の節約になります。
我が家では以前までは毎週末家族で食材の買い出しに出かけていました。子供も毎週買い物に付き合わせてしまって退屈だろうし、飽きてぐずってしまったりしていました。
買い出しは、だいたい1〜2時間かかっていて、それを月4回繰り返すと4〜8時間も買い出しに費やしてしまいます。いつも「効率よく時間を使いたいよね」と話していました。
買い出しを1回で終わらせられれば、余った3〜7時間を自由に使うことができるし行動範囲も広げられます。月1回の買い出しをするようになって、「今週も買い出し行かなきゃ。。。」という気持ちがなくなって気分が楽になりました。
今では「今週何する?♪」という感じで子供と遊ぶ時間も増えました。
食費の節約にもなる!
毎週買い出しに行くといつも余計に買ってしまうものがあります。
「買っといた方がいいかも」「これ買ってみよう」「今日これ安いから買おう」。。。
気持ちが緩みつい買ってしまい、結局家に帰って後悔したり腐らせてしまったりせっかく買ったから無理やり使うハメに。そんな無駄買いも1回の買い出しで済ませることで少なくなりました。
ただ、食パン、牛乳、納豆などすぐなくなってしまうものや賞味期限が短いものは毎週買いに行きます。その時もお菓子など無駄に買わないよう(見ないよう)気をつけています。
下味冷凍のデメリット
メリットがたくさんある下味冷凍にもデメリットはあります。
- 保存袋を多く使う
- 下味冷凍と相性が悪い食材がある
保存袋を多く使う
一番のデメリットは保存袋を大量に使うことです。
肉や魚など生鮮食品に使った保存袋は衛生面を考慮して使い捨てすることをおすすめします。そのため100円均一やネット通販でも安くて丈夫な袋を選ぶようにしています。
冷凍と相性が悪い食材がある
肉や魚、野菜など幅広く冷凍できますがそもそも冷凍と相性の悪い食材があります。(下味冷凍ではなくただの冷凍)
例えば下記の食材は冷凍すると食感が変わり、本来の食感や風味を失ってしまいます。
- 水気の多い野菜
- 豆腐
- もやし
- 卵
ただ、それを逆に利用した料理などもあります。例えば豆腐を冷凍すると豆腐の中の水分がなくなるので、硬い食感に変わります。それを利用して唐揚げにすると鶏肉を使ったような食感になるなど大変身を遂げる食材もあります。
ある月の1ヶ月の食材
我が家では1ヶ月分として下記の食材を冷凍保存しています。
肉 (全て下味冷凍)
- 豚肉650g
- 豚バラ500g
- 豚ロース10枚ほど
- むねひき肉250g
- 合挽き肉500g
- 牛肉600g
- 鶏もも肉6枚
- 手羽元8本
- 手羽中10本
魚 (全て下味冷凍)
- 生たら4切れ
- ぶり4切れ
- サーモン3切れ
- 冷凍あじ2匹
- しらす120g
野菜 (じゃがいも以外全てカットして冷凍)
- 人参1本
- レンコン1個
- ごぼう2本
- じゃがいも4個
- 玉ねぎ2個
- ほうれん草
- 小松菜
冷凍食品
- パスタ2個
- シュウマイ
- 冷凍煮物
その他
- 油揚げ(カットして冷凍保存)
- はんぺん
- ちくわ
- 惣菜パック
- 木綿豆腐
合計金額は15,000円ほど(お菓子代などは含んでいません)
下味したら味付けを書く
下味処理した日は覚えてるんですが、冷凍されると中身が分からなくなります。なのでジップロックなどの袋には中身が分かるように料理名や材料を書いておいてくださいね。
お肉の種類は分かっても何の味付けだから分からなくなりますから…。
下味冷凍のレシピはこちらから(もも肉・むね肉のみ)
下味冷凍についてのレシピはこちらの記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。
保存袋について
保存袋はたくさん使うし、肉や魚は使い捨てになるので100均で買っています。
肉や魚は調味料に漬け込むことがほとんどなので、ジップロックが2重になってるものが安心ですね。
ちなみに4人家族(夫・妻・3歳・0歳)なのでMサイズを使用しています。5人家族以上だとLサイズがいいかもしれません。
ジップロックが足りない時はポリ袋に入れて漬け込むこともあります。
まとめ
買い出しや下味冷凍は1日かかってしまいますが、1ヶ月の中の1日~2日なので逆にやる気が出ます。
なにせ他の日は自由に時間が使えるし献立も考えなくていいんですから。
子供たちを毎週買い物に付き合わせるのもかわいそうですからね。下味処理してる間は主人に子供を任せて集中してテキパキ終わらせます。
せっかちな私は早く終わらせたいのです。終わった後の達成感と冷凍庫をいっぱいにできた時の満足感、たまりません。
子供との時間が増え、食費の節約にもつながるので私はこの方法を試してみて良かったです。
今は育休中なので働き出したらまた変わるかもしれません。でもこれからも楽するために1ヶ月分はできなくても2週間分、3週間分など続けて行こうと思います。